​目醒め前のうたた寝​

メーカーのエンジニアとして社会人となり、厳しい上司、納期との闘いの中で、心を強くしないと生き残っていけないと想い、入社してから5年ほど経ったところに、心も身体も鍛えられる武道をやろうと思い、特に心の大切さを説いていた合氣道を始めました。

合氣道を学ぶ中で、

「頭で考えるのではなく、心で感じることが大切」
「力を入れて頑張る状態が強いのではなく、リラックスした状態が一番強い」

​

と稽古を通して、身体で体感し、今までの自分の価値観が崩れる体験をしました。

​

エンジニアの仕事は「頭で考える」ことがほとんどなので、最初の頃は「心で感じる」とは何かさっぱり分からなかったが、稽古を重ねていく中で、だんだんそれが分かってきました。そうすると、自分の心が感じている様々な事に気づき、ずっと見ないで蓋をしていたものが在ることを知ってしまいました。
それは、

​

「本当に自分がやりたいことができていない」
「本当に自分が大切に思っている想いをベースに生きていない」

​

という想いでした。

​

しかし、仕事を変えるにも家庭がある、安定した収入がある人生がよいと、思考(エゴ、マインド)がブレーキをかけ続け、10年が経ち、しかし、そんな相反する想いをもちながら生活していたので、行動と心が一致していなく、引き裂かれていくような感覚を抱えながら過ごしていました。そして、そのズレは、現実の環境もどんどん窮屈なものにしていき、合氣道で心を強くしたいと始めたのに、心が折れる寸前までいってしまいました。

​

スピリチュアルな目醒めへの扉が開かれた

そんな時に、偶然(必然)見たYouTubeでスピリチュアルカウンセラーの並木良和さんを知り、話される内容を聞いて、とても衝撃を受けました。私たちは本来、魂がベースで在り、この肉体をもった人生が一時的なものであり、魂の学びの人生であることを知りました。そして、本来の自分である魂は、心の声に沿った「わたしらしく生きる」人生をしたいのだと知り、ずっとなぜ「本当に自分がやりたいことができていない」、「本当に自分が大切に思っている想いをベースに生きていない」と想っていたのか謎が解け、なんとも言えないワクワクする気持ちが込み上げてきました。

​

そして、多くの魂が今世、「目醒める」為に生まれてきていて、その為には波動を上げる・エネルギーを整えることが必要で、その一つの方法としてエネルギーワークを知りました。それを初めて行った時に、今でも鮮明に覚えていますが、白昼夢のような意識と感覚がこことは違う世界に行ってしまいました。その世界で、私がどこかを飛んでいて、その先には多くの人たちが今か今かと私の帰りを待っており、辿り着いた瞬間、皆、心から喜び祝福の声をかけてくれ、私も今までに経験したことのない心の底から湧いてくる喜びと感動で、気が付いたら涙で顔がぐしゃぐしゃになっていました。その直後は分からなかったのですが、この白昼夢は、私の魂の帰る場所を見せてくれ、そこに行くための新たなステージの扉を開けてくれたのだと思いました。

​

​

​龍神さんに目醒めへの扉に入るように押された

そこから、感覚が変わり、現実生活が全てちぐはぐな感じになっていたおりに、ある龍神さんが祀られている神社を訪れ、お参りをしていたときに、初めて目に見えない大きな何かがいると、エネルギーみたいなものを肌で感じ、見えないものがこの世界には存在していると確信に変わりました。そして、翌日に会社に行こうと起きようしたら、顔の周りをぐるぐると何かが回りだし、それが身体の方に行き、巻き付いてしまったのです。私は身動きが取れず、金縛りのような状態になってしまい、起き上がることができなくなってしまいました。でも、この巻き付いているエネルギーみたいなものは、とても心地良い感触だなぁと思っていたら、あ！昨日の神社の龍神さんだと気づき、「もう生き方を変えるときだよ」と、新たな扉の前でぐずぐずしていた私を後押しに来てくれたのだと思い、大きく生き方を変える決意をしたのです。

​